救援物資と菩薩心

恩師が常々語っていた言葉に

地獄への道は善意で舗装されている。

があります。
イギリス、ドイツの諺なんですね。
恩師が言うことには、

人は誰でも良い事をしようとする心がある。

大体同じ意味合いで菩薩心というのだが、

しょせん人間は菩薩ではない。

ないので良かれと思ってした事が大きなお世話になることも、
事態を悪化させることもある。
のだそうです。

さらに、良い事をしていると思い込んでる人を止めるのは難しい。
なぜなら人間は良い事をすると脳が快感を覚えてしまうから。
だそうで。

社会的動物の悲しい性ですね。

家庭をほっぽりだしてボランティアにのめり込む人がいますが、その人はそれが気持ちいいから辞められないんです。たとえ家庭が崩壊しても。

被災地に届く救援物資の中に衣料品などがあるのですが。
使い古した下着やら、タンスの奥から引っ張りだされたかのようなカビ臭かったり、黄ばんだりしたタオルが大量に混じっているそうで。

送った方は被災者の役に立てたと満足なんでしょうが ...

普段使わない物が被災者のお役に立てた!整理もできて一石二鳥。嬉しくて脳内快楽物質のドーパミンがドバドバ出てそうですね。
被災者からすると、衛生面で危ないものは使わず処理するそうで。処理費も馬鹿にできないそうです。

海外にも同じ事をしているそうで...
使い古した下着。洗濯もしてない古着。カビ臭いタオル。

日本人は俺達のことを乞食かなにかと勘違いしているのか!

との怒りの声が。


被災者の声から判断するに、義援金が一番ありがたいそうですね。
やっぱり金っすな。イメージ悪くとも。ボランティアしている気になれなくて気持ち良くなれなくとも。です。


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ねころびこいちゃん